福井人

2月14日(日)

一昨日のNHK総合で雑誌「fukuist」の紹介をしていました。「fukuist」を発刊するに至った経緯も語られていました。徐々に発行部数を増やしているようです。
「fukuist編集室より」に「fukuistは、関東から発信する福井に特化した唯一のフリーペーパーです・・・・。」と記載されています。

編集理念
心豊かで楽しい福井の魅力を発信します。
編集基本方針
○福井ならではの魅力と情報を提供します。
○福井の豊かで活気ある田舎暮らしを紹介します。
○福井が誇る歴史・文化・伝統・技・人を紹介します。
○読むと癒される「心のふるさと」を提供します。
○福井の未来を創造する懸け橋となります。

たまたま、筆者もこの雑誌の創刊号に目を通していたのでテレビに「fukuist」という言葉が流れたのが耳に入って、作業の手を止め放送を見ていました。



創刊号に筆者の暮らす長屋の一角に暮らしておられる方の記事が掲載されています。
「特集」：福井の魅力シリーズ①「和紙は心で漉く」(東野 早奈絵)という見開き2頁の記事です。

彼女は、北海道出身（地元では教師をされていたという）で上京して雑貨店の店長に。自ら物作りをしたいとこの地を訪れ、和紙職人として修行し、和紙雑貨ブランド「紙日和」を立ち上げ、和紙の里周辺のお店や東京の「ふくい南青山291」でもその作品を見ることができます。とてもセンスのよい、上品なつくりの品物が多く、和紙の特性を生かしたゆるキャラ風の動物たちもとても面白い作品です。
筆者の暮らす長屋には、彼女の他にも若い職人さんが暮らしていて、彼らの部屋の前の空き地には、天気の良い日には大きな和紙が板に貼られ干されていることもあります。時々彼らと雑談しながら、本物を目指す彼らの意気込みを感じます。
後継者として活動しはじめた20代の青年にも出会いました。こうして伝統工芸の中に若い力が加わってくるのを間近に見ていると（とかく悲観的な情報ばかりが流れてくる昨今ですが）伝統の力を感じるのです。そんな地で暮らしていると自然に元気になります。