2010年のクリスマス・イブ

12月24日(金)

寒波が日本列島にやってきて越前市の今立町や武生市内でも積雪した。普段だとちょっとばかりやっかいだなと思うのだが、クリスマス前夜と当夜は雪の中も悪くない。特定教団に参加しているわけではないが、小学校にあがる頃まで宣教師の家族との付き合いが長くあって、彼らの文化のすりこみが心のどこかにある。
昨年は一人静かに長屋で過ごしたが、今年はお誘いがあり、武生市内の「木工房・蔵」で楽しい仲間と過ごすことになった。
みんなが揃うまで蔵の中を拝見していた。
入り口を入るとゆったりした空間がある。そこに置かれた竹内さん作製のオブジェがある。子細に見るとその作りの丁寧なことに感心する。







これもなかなか味がある。


急な階段を二階にあがると、天井まで届く棚にあるSPレコードに圧倒される。

そのレコードを聴ける蓄音機が並んでいる。周辺には今回は使わないが様々な蓄音機が置かれている。


懐かしの歌手や指揮者の写真をレイアウトしたジャケットもあちこちにある。



ミニチュアの蔵があちこちに置かれている。今夜の参加者が到着するまで1時間ほどあったが、この空間を一人占めして楽しんでいた。

午後7時半頃から深夜まで集まった仲間達と歓談した。ビング・クロスビーの曲が流れていたり、第九をかけたり、それぞれお気に入りの曲をかける。(ギコギコと蓄音機を動かす儀式をして)
U野さんはいつものように博識を披露し、M田村画伯は日本の色について蘊蓄を語る。I橋さんはとってもマニアックな方で車や蓄音機について解説してくれる。A田さんは商売柄聞き出しがうまいので参加者の余技がどんどん出てくる。ホストの竹内さんご夫婦はこの宴を提供してくださっているのだが、みんなの楽しい会話を聴きながらこんな時間が持てることを心から喜んでおられる。

福井県で12本しか出回っていないというワインが登場。とはいえ、この夜の参加者のところに合計4本あるらしい。早々試飲
他にも何種類もの珍しい酒が登場。美味しい酒をテイストしながら、S藤さんの「隠し芸」で盛り上がった。

外ではしんしんと雪が降っていた。